エロット世界の組織・企業

国家/政府/公的組織
アース連邦 コロニー軍 エロット委員会
民間企業/組織
SI社 脳頭改重 ギッター
HAS ケービガード クヴァディス CCUTV

人類国家「アース連邦」(通称:連邦/UoE)

人類発祥の地である母星と植民地、複数のコロニー群からなる人類国家。
宇宙へ進出し、大きく文明を花開かせている連邦は、かつてコロニーとの間で統治権/支配権を巡り反連邦派と、連邦派によって対立していた歴史があった。

いわゆるコロニーや植民地の自治権拡大運動である。
この対立は30続き内乱と言う形に帰結した。
コロニー独立戦争、通称「ギア戦争」が勃発したのである。ギアとは、連邦に宣戦布告したコロニー群が「我々は地球の歯車では無い」と皮肉を込めて「Earth of Gear」と名乗ったのに由来する。結局戦争は連邦派の勝利に終わった。その後も独立自治運動の火種は残ってはいたが、異星人との接触(ファースト・コンタクト)により、人々の間で急速に「人類共同体意識」…すなわち「自分達は地球人であり、人類である」という意識が高まり、独立自治運動は沈静化していった。

現在も、独立自治派と呼ばれる者達は存在するが、熱心な活動家はほとんどおらず「再び独立意識が高まるのは、宇宙に人類しかおらず、内輪もめできる平和な時代が訪れない限り無いだろう」と言われている。
連邦章は「United of Earth」の頭文字を組み合わせてデザインしたものである。青は母星、赤は太陽を示している。Earthの頭文字はEでは無くAなのはデザインしにくかったためであるとも、単に勘違いしただけとも言われている。両脇に翼のように広がるFは、それぞれ連邦の主力たる宇宙軍(宇宙艦隊・宇宙海兵隊)を示しているのだとも言われている。

コロニー統合軍(通称:コロニー軍/陸軍/DoA)

かつて戦争の主役であった陸軍は、宇宙世紀の到来と共にその姿を後退させていった。 宇宙戦争において、その主力は宇宙艦隊であり、惑星への降下攻撃/占領は宇宙海兵隊の任務となったからである。

陸軍の仕事は、おもに海兵隊が占領した地区の防衛であり、積極的に敵と戦うと言う場面は、ほぼ姿を消してしまった。 宇宙海兵隊は陸軍を皮肉り「デフェンス・オブ・アーミー(防衛陸軍/通称:DoA)」と名づけ、「ドアの奴らは前線にでないくせに装備だけは強力なものをもっているチキン野郎だ」と公言してはばからない。
装備に関しては、海兵隊より陸軍の方が火力、装甲が厚いのはよく知られている。 これは防衛と言う性質上、陸軍の武装が強いのは仕方が無いことであり、機動能力を優先させられている宇宙海兵隊は、どうしても武装を軽量しなくてはならないからである。
しかし、その攻勢軍としての役割をおっているため、宇宙海兵隊は強靭な体と軽装で敵と戦うことを誇りにしているため、エリート意識が高く、陸軍よりは戦意はずば抜けているのは確かである。

国旗にも記されているように、宇宙艦隊と宇宙海兵隊のみが連邦政府の直轄の軍であり、基本的に陸軍というものは連邦軍としては存在していない。
現在において陸軍は、コロニー(殖民惑星/宇宙コロニー)統合(防衛)軍として存在している。コロニー軍は基本的に三軍により成り立っている。

コロニー陸軍
(機械化部隊を主力とした重装備軍)
コロニー海軍
(植民地惑星にのみ存在)
コロニー宙軍
(コロニー宇宙防衛艦隊<宇宙軍>と航空隊<空軍>を統合した軍隊)」
これは旧合衆国において制定されていた州軍に近い。

連邦軍は、必要において随時コロニーに連絡してコロニー統合軍(単にコロニー軍、あるいは陸軍と呼ばれる)を召集することができる。 これは法により定められており、正統な理由が無い場合(例えば、今現在敵の攻撃を受けている等)基本的にコロニーは召集要請を拒否することは出来ない。

召集を受けたコロニー軍(陸軍)は、宇宙海兵隊の占領地に駐留し、防衛にあたる。 コロニー軍(陸軍)は、基本的にコロニー防衛を担当しているのであり、帰還後のコロニー防衛も考えて攻勢には使われないのだが、場合によっては攻勢に用いられる場合もある。 事実、第2コロニー群所属のコロニー軍(陸軍)は勇猛果敢で知られ「陸軍の装備をした海兵隊」との異名をもつ。あまりにも宇宙海兵隊本部が頼りにしすぎたため、消耗度が激しく第2コロニー群政府より抗議が来たほどである。
コロニー統合軍旗は各コロニーにより変わる。この宇宙コロニーにおける統合軍旗はコロニーを中心に大地、自然を表す緑色でつくられている。宇宙コロニーなので海軍も無く、宙軍も駆逐艦が2.3隻、戦闘艇が数機と宇宙艦隊と呼ぶほどでも無いため、陸軍色の強い軍旗となっている。

エロット格闘大会委員会

エロット大会の運営、管理を行う実行委員会。
エロットは基本的に軍事兵器であることから、政府の直接管理下で行われ、軍部が取り仕切ることとなった。そのため大会委員長には軍のトップがついている。(委員会の上にはさらに政府の諮問機関がついている)
万が一にそなえて、大会が始まると部隊が出てくるが、その仕事はエロットの監視と言うよりも、観客の誘導や案内、大会の増設に協力するのがほとんどである。

軍の戦車や装甲車目当てにくる人も多いことから、軍部広報ではこの大会を民間人とのコミュニケーションの場と捉える向きもあり、しばし、安全面を優先するか、広報を優先するかで現地に居る将兵と広報官が揉み合いになる時がある。

大会章はエロットの頭文字Eと、エロットの元になったAの文字を組み合わせて出来たものである。形は松明で「人類とエロットに光を灯す」という意味がある。格闘大会にちなんで格闘をイメージした赤地となっている。

サイバネティック・インテリジェンス社

SI社は、高度な生体科学技術に裏打ちされたサイバネティック技術を提供する会社である。
サイバネティックとは、要するに生体と機械を融合させたサイボーグ/アンドロイド技術のことである。SI社はこの分野においてトップクラスの技術をもっており、エロット開発においても重要な役割を果たした。


社章は会社の頭文字である。青色は水をイメージしており、サイバネティックは水のように、人類の科学分野になくてはならない技術(そして、そのためには当社は無くてならない会社)という意味がある。

脳頭改重

脳頭改重は、人工頭脳開発/販売を中心に通信などの分野で活躍する会社である。
エロットの開発にも積極的にかかわり、その頭脳の開発には多く貢献したと言われている。ただ、人工頭脳という分野はトップシークレットな部分が多く、会社の組織自体も詳しいことは謎に包まれている。
そのため、一説には禁止されている人工人体(クローン人体)などの生体を用いて脳を開発/研究している、あるいはマフィアなどの闇の組織とつながり(マフィアの幹部が経営に関わっているとも)脳や脊髄を購入しているとの黒い噂が絶えない。


社章は社名と家紋である。中央にあるのは初代社長のナガラ家の家紋が用いられている。ちなみに当時の脳頭改重は豆腐を販売する小売業だったという。(社内パンフレットより)

ギッター・プロダクション

歌手や音楽家、お笑い家など数多くの芸能人が所属する大型芸能プロダクション。 TVをうつすと、この会社と契約していない芸能人がでてくることは無いと言われている。

その収益は莫大で、他の追随を許さない。 ジムが契約をすることができれば、莫大な専属契約金が支払われるだろう。
ただし、不定期に発生する長期芸能活動もやらなくてはならない。

社章はギターとスポットライト。これはギッター・プロダクションが元々売れない歌手を集めて始められたプロダクションであるためで、当時所属していた歌手の「俺達のギターは、いつか必ずスポットライトを浴びる」の一言が社章となったと伝えられる。

HAS

弱者救済や自然保護を目的として創立された非営利団体。
つまりボランティア団体である。
コロニーの自然は、基本的に人工の自然なので手入れを怠ると大変なことになる。もちろんコロニー政府は万全を期しているが、それでも安心できない人々が力を合わせて組織したのがHASである。

団体員は主に中間層から上流階級の人々で構成されている。しかし、あくまでもボランティア団体であるがゆえに、資金は潤沢では無い。この組織とジムは独占契約を結べるが、非営利団体ゆえに契約料金も一際安く、さらに不定期に行われる短期のボランティア活動もしなくてはならない。
ほとんどメリットが無いが、ボランティア活動は人と人との絆を深めるので、ジムの仲間や選手との絆を深めるのには適しているともいえる。
団章は頭文字と緑(自然)そして青(水)である。自然を大切に、水を守ろう。という彼らの主張がつまっている。

警備保障会社「ケービ・ガード」

コロニー内の警備機構の四割を占める大型警備会社。
噂によると政府と軍部が裏金を支出して設立した攻勢的諜報(すなわち暗殺部隊)機関とも言われている。それを裏付けるかのように、初代の社長は軍部参謀本部出身者であり、また所属者の多くが恒星間戦争中に、主に諜報に関わった者達である。また、公的機関の大半が警備システムをこの会社から受注しているのも、その噂に真実味を帯びさせているともいえる。
事実は不明。
社章は「矛」と「盾」と「生命(惑星)」である。
これは自分達が無敵の盾となり、矛である敵を食止めて依頼主の命を守る。という意味がある。また、もう一つ「矛と盾がぶつかり合い、双方破壊され消滅したとしても、依頼主を守れれば、防衛任務を帯びた我々の勝利である」という強烈な社訓も込められていると言う。

神権教条主義団体「クオヴァディス」

人類は、神が、その姿見を真似てつくられた。
神は人類に永遠を約束され、地へと使わされた。
従って、地が存在するすべての惑星は人類が収めなければならない。
人類は神の定めに従って全宇宙を支配する権利と義務が存在するのだから。

…という、古代の教典を拡大解釈した教義を中心にした、軍人、聖職者、軍産複合体などで構成された全世界で数億といわれる支持者を持つ、超過激的好戦主義者の団体。 宗教団体というよりも、人類こそが宇宙を支配するにたる存在という人類至上主義者、侵略/帝国主義者達の軍国的タカ派の集まりである。 代表は聖職者では無く、一介の軍事技術メーカーの社長であるが、彼が本当の代表だとは誰も信じてはおらず、裏に大掛かりな宗教組織や軍産複合体のビック・ワンがいるのだとも噂されている。
団章は十字に文字。
十字は十字架をさし、文字は神の言葉が書いてあるとされるが、適当に入れられているのだと言う話もある。例えそうだとしても、文章では無く「言葉」自体に意味があるので、それはそれで構わないらしい。

コロニー放送局「CCUTV」

コロニー内のTV放送局の一つ。高い視聴率を誇り殆どの家庭は一度ならずも見ると言われている。平均視聴率は23%で、数百もそんざいするチャンネルの中では群を抜いて高い(通常10%を超えることはほとんど無い)

CCU-TVはエロット委員会の委託を受けて、エロット格闘大会を独占放送でおこなっている。 そのため、ジムでは常にここのチャンネルをまわしている。

広告収入、およびTV接続契約収入はずば抜けて高く、ジムとの独占契約料も高い。ただ、高いだけで基本的に何の支援もしてくれないのがネックではある。
社章はマスコットキャラクター「ジェンくん」
ジェンくんは「TVを見て驚く(シルクハットを被った)紳士」をモチーフにしてつくられている。その意味は、視聴者にあっと驚かす映像を伝える(何事にも動じない紳士も驚く)&視聴して良い気分にさせよう(緑はそういう暗示を込めている)という意味である。

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